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大佛 次郞(1897- 1973)(明治30−昭和48)神奈川県に生まれる。本名 野尻 清彦。 日本の作家であり大の愛猫家。大衆文学、歴史小説、ノンフィクション、さらには新作歌舞伎や童話などを幅広く執筆 「パリ燃ゆ」「天皇の世紀」「帰郷」「赤穂浪士」など数多くの名作を残し、代表作「鞍馬天狗」は尾上松之助や嵐寛寿郎などの主演で数多く映画化され、時代劇の定番ヒーローとしても人気を得た。 11世団十郎の襲名前の海老蔵時代には、多くの歌舞伎の新作を彼のために書き、戯曲「若き日の信長」などを執筆し多くの人気を博した。 没後、約3万5千冊の蔵書と愛蔵品が横浜市に寄贈され、1978年に港の見える丘公園に大佛次郎記念館が開館された。 鎌倉文士と呼ばれた作家の中では、早くから鎌倉に住み始め、鎌倉をこよなく愛した氏の邸宅は、週末だけ大佛茶廊として一部公開もされている 主な受賞歴などは下記の通り。 1948年に発表した『帰郷』で日本芸術院賞受賞。 1960年から日本芸術院会員となる。1961年に神奈川文化賞受賞。 1964年に多年文学界に尽くした業績により文化勲章を受章。 1969年に劇作活動により菊池寛賞受賞。『モラエス全集』によりポルトガル文化勲章受賞。 1973年に業績を記念して朝日新聞社により「大佛次郎賞」が創設された。 2001年には朝日新聞社により「大佛次郎論壇賞」が創設され、より良い社会の創造を目指す、政治、経済、社会、文化、国際関係をめぐる独創的で優れた論考に氏の賞が贈られている。 若い頃より書画骨董の蒐集家としても知られ、戦時中鎌倉に疎開してきた書家、古硯の研究で権威で有った小野鐘山と出会い、古硯や古墨などの知遇を受けた。 1951年に坂東貫山主導のもと全国より140面の名硯を集め東京国立博物館で開催された古名硯展では、「端渓老坑水巌石 長方硯」を提供している。 1987年 芸術新聞社発行 別冊 墨 第7号では記念館の特集と、坂東貫山夫人 潮香氏の回顧録にて大佛次郎が登場している。
大佛次郞(1897 - 1973)神奈川縣出生。本名野尻清彥。 日本的作家,愛猫家。創作題材廣泛大眾文學、歷史小說、紀實文學,甚至執筆新作歌舞伎和童話等等。 著有《燃燒的巴黎》、《天皇的世紀》、《歸鄉》、《赤穗浪士》等名作,代表作《鞍馬天狗》由尾上松之助和嵐寛壽郎等搬上銀幕,成為受歡迎的經典歷史劇。 為11世團十郎襲名前的海老藏,寫過很多的歌舞伎新作。戲曲《年輕的信長》頗受歡迎。 沒後,約3萬5千册藏書和珍藏品捐贈橫濱市,1978年丘公園大佛次郎紀念館開館。 在被稱為鐮倉文人的作家中,最早住在鐮倉,鐮倉宅邸週末作為大佛茶廊部分公開。 主要獲獎經歷如下。 1948年發表的《歸鄉》獲得日本藝術院獎。 1960年成為日本藝術院會員。1961年榮獲神奈川文化獎。 1964年獲得文學界最高獎:文化勳章。 1969年獲得菊池寬獎。《墨雷斯全集》獲得葡萄牙文化勳章。 1973年朝日新聞社設立「大佛次郎獎」。 2001年朝日新聞社設立「大佛次郎論壇獎」。 年輕時以書畫、古董的收集家著名。戰時和疏散到鐮倉的書法家,古硯的研究權威小野鐘山相遇,與古硯和古墨結緣。 1951年東貫山主導,收集全國140方名硯在東京國立博物館舉辦古名硯展,提供“端溪老坑水巌石 長方硯”出展。 1987年藝術新聞社發行別册墨第7號:紀念館特集,在阪東貫山夫人潮香女士的回憶錄中大佛次郎登場。
小野鐘山 (1880−1952)大分に生まれる。 名は鷹男、号を鐘山・研生・翰墨子などと称した。前田利巧に書道、漢学を学び国民党の記者を経た後、犬養木堂(第29代 内閣総理大臣)に見出され門下の書家となる。 文房四宝の研究家としても知られ、坂東貫山などの古硯研究家とも深く関わりがあり、公爵家ほか著名蒐集家の美術品の鑑定を行っていた。 日本書道作振会審査員や帝国習字速成学会会長なども務めた他、剣術にも秀でており神道無念流の教士でもあった。 「宋名臣言行」訳本(録文成社1910年)、「支那の古硯に就て」(鳩居堂 1927年)など書籍も多数執筆している。
小野鐘山 (1880 - 1952)生于日本大分縣。 名鷹男,號鐘山,研生,翰墨子等。師從前田利巧,學習書法,漢學,歷經國民黨記者。犬養木堂(第29代內閣總理大臣)門下的書法家,以研究文房四寶而聞名。與坂東貫山等古硯研究家都有深交,為名門望族,著名收藏家等鑒定美術品。曾擔任過日本書道作振會審査員,帝國習字速成學會會長。善劍道。著作有《宋名臣言行》譯本(錄文成社1910年),《中國古硯》(嶋居堂1927年)。